※募集を締め切らせていただきます。お問い合わせありがとうございました。
「淳平くんに書いてもらえるのめちゃくちゃ嬉しいです。ほんとありがとうございます!」
知り合って2年、いつも変わらぬ優しい笑顔で人を褒めてくれるのは、馬場建設の3代目馬場平章(タカノリ)さん。
歳下の僕にもいつも敬語で話してくれるが、だからと言って距離が遠いわけでもない。親身になって話をしてくれるし、聞いてくれる。
馬場建設は、住宅・店舗・公共施設の新築工事やリフォーム、空き家のリノベーションまで行っている会社です。
クライアントとの打ち合わせを行い、図面を作成、木材カット、施工まで。それだけでなく、クライアントが曖昧に持っているイメージを読み取って、提案する。
近くに住んでると、流行っているカフェや注目されている場所が、実は馬場建設さんが手掛けた場所だということにたびたび遭遇します。
リピーター中心に常に半年以上先までスケジュールが決まっている程。お仕事を次々といただくようになったので、今回は一緒に家や店舗を作ってくれる新たな仲間を募集します。
福岡県八女市。
福岡県の南西部に位置し、福岡市から車で約1時間ほどの場所にある。
お茶処としても有名だが、市の約66%と福岡県内一の広大な森林面積を持つ。
八女茶をはじめとする特産品や伝統工芸品、伝統建築が残る文化の街でありながら、近年はキャンプ場の再生やサテライトオフィスの設置、地域通貨「ロマン」など先進的な取り組みも始まっている。
自然が豊富な八女市には、水の透き通った矢部川と星野川が通る。川には野鳥が集まり川釣りをしている人を時折見かける。
そんな川の側に馬場建設はある。
話を伺ったのは、馬場建設の3代目馬場平章(タカノリ)さん。もともと実家を継ぐつもりは全然なかったという。
「高校は建築課に通ったが、知識は0で。プロのバンドマンとして生きていくと決めて、全く勉強してなかったんです。30を過ぎて、実家で建築の手伝いを軽い気持ちでやった時に、家では全く話さない父親が生き生きと楽しそうに仕事をしているのを見た時に、なんか嬉しかったんですよね。」
それが大工をやろうと思ったきっかけですか?
「そうですね。お客さんからありがとうございましたって言われて、お金を頂いてたんですよ。感謝されながら、仕事ができる、生きていく。こんな身近に良い仕事があったんだとハッとしました。それで、大工になろうかなと思いはじましたね。」
年間に20件ほどの案件を請け負う。案件の大きさは、1日で終わるものから4ヶ月以上かかるものまで様々。
大工に関わる仕事は、依頼をもらうことから始まって、お客さんとの打合せ、予算決め、提案、図面作成、業者の選定、施工管理、大工の作業、集金まで。大工業務以外にもすることが多い。
「最近は、デザイナーとタッグを組んで店舗改装することが多いんです。」
つい最近完成した久留米の新店舗改装したカフェの画像を見せてくれた。
「とにかく、お客さんとデザイナーと議論の時間を多くとるんです。通常は、現場調査に行って、どのようにしたいかを聞いて、お見積もりを出すという流れだと思いますが、うちではこの《どのようにしたいか》を徹底的に議論をする。理由を言語化して、共有できるまで話すんです。」
職人のイメージとは違う内容で少し驚いた。
「お客さんとデザイナーとイメージをブラッシュアップしていって、みんな納得できるひとつの『正解』を見つける。後はそれを正確に作っていくだけ。最近は、デザイナーの方もうちを必要としてくれて、デザイナーが受けた依頼で必要な工事任せてくれることがあります。」
お客さんの希望、デザイナーのアイデア、店の導線など様々なことを、実際の建築物として実現可能な形に落とし込む。
それに加えてデザイナーが驚く程、アイデアをどんどん提案していく。
「議論をすることは、どんな依頼でもやっています。棚一つを取り付けるだけでも、家一軒立てる場合でも。その目的はなにか、材はないがいいかを明確にしていくんです。」
目的がなにかを深掘りすることで、提案できる幅も広がる。
「そこからいくつかのパターンに絞って、お見積もりをだして、料金の理由を実感してもらう。金額の理由がわかることで、説得力とお客様の納得につながっていくんです。」
もともと議論することは好きだという馬場さん。他の建築会社に真似できない強みかもしれない。
「大工はずっと学ぶことがある。壁、階段、床、古民家、新築、場所が変われば法律まで変わる。今でもずっと学んでます。それは大変なことでもあります。」
「でも建築はここにも『正解』があるんです。こうすれば、こういう加工ができるとか、こういう構造にしたい時はこう組み立てればいいとか。それを知識として自分に入れるから、木材が綺麗に削れたり、壁を作れるようになったりする。」
建築は、新しい建材、新しい方法、新しいデザインが次々に出てくる。
ただ、基本的な技術は変わらない。技術と新しい知識の組み合わせだという。
「最初はわからないことだらけですが、なぜって思ったことを一つ一つ聞いて、知識として蓄積していく感覚が面白いんです。知識を自分のものにしていく感じが」
知識と技術の習得が日々の成長を感じさせてくれる。
馬場さんと話していると、詳しく丁寧に教えてくれるのだろうということが伝わってくる。
仕事で面白いって感じる瞬間ってどこですか?
「いっぱいありますね。完成のイメージを議論する時間、完成した時の喜び、お客さんと一緒に喜びを共有する時、その帰り道の時間。店舗であれば、その店舗が成功したという報告を受けた時ですね。」
先ほどのカフェなんかは、この新型コロナの時期にオープンしたのでとても心配していました。お店にお客さんが並ぶほど人気がでていると聞いた時は、ほんとに嬉しかった。考えて、考えて、議論して良かったなって。
「基本的に仕事は楽しくない意味がないと思ってます。人生の多くの時間を仕事に使うじゃないですか。それで仕事が楽しくないってのは考えられない。」
楽しくなるにはどうすればいいと思いますか?
「仕事においては、お金とやりがいを満たせる時があるかだと思います。そして、やりがいは自分である必要が生まれた時に出てくるのかなと。あなただからこの仕事を頼みたいとか。大工のような職人はアーティストに近いと思っていて、ここをこうしてみたらもっと良くなりそうだなど、機械にはできない考えを生み出せる。だらか、お客さんも名指しで必要としてくれることが徐々に多くなってくるんです。」
どんな人にきてほしいってありますか?
「全くの未経験でもいいんです。人として、誠実で嘘をつかない人がいいですね。能力に関しては、気にしないです。」
「バスケットチームのようなイメージで、みんなバスケットをしながら、それぞれにボジションがあって、得意なことが違う。うちの会社も同じ。みんな大工という仕事をしている。それからお客さんとのコミュニケーションだったり、図面作成だったり、作業の丁寧さだったり、デザイン的感覚があるという得意な部分を仕事に生かしていけるチームを作っていければと思っています。」
「もちろん大工のだけをやりたい人も歓迎です。実際に、昨年入社した弟は人見知りもするし、PCも使えないんですけど、大工の仕事がすごく丁寧なんです。得意な部分がそこなんですよねきっと。心地がいい得意な部分を伸ばす。それでいいと思うんですよね。」
これからも注目されるような建築を作っていくだろう。
今からものづくりをしてみたいという人も、馬場さんと仕事がしたいという人でも。
楽しみながら心地よく成長できそうな会社でした。
野村へのアピールポイント
・一生ものの技術が身に付けられる。
・クリエイティブ要素が詰まった仕事ができる。デザイナーと仕事ができる。
・物づくりや作業に没頭できる人には最高。
・馬場さんの人柄が良すぎる。
・自分の考えやアイデアを思いっきり仕事に反映できる。
・自分の作ったものが長い年月残る。
・自分の長所にフォーカスしてくれる
馬場建設
募集職種
大工
雇用形態
正社員(期間の定めなし)
給与
月給176,000円〜440,000円
待遇・福利厚生
・昇給制度あり
・各種社会保険制度完備
仕事内容
・住宅の新築、リノベーション・古民家再生・公共施設・店舗の新装リノベーション等の大工工事、現場管理を行います。
・簡易な板金工事・塗装工事・断熱工事・外壁工事・屋根工事
・外溝工事も行いますので多様な技術・知識の習得ができます。
入職後、希望があれば施工管理技士や設計士、宅地建物取引士、
営業広告担当への転向・キャリアアップも可能です。
※大工業務は必須。
※木材加工・事務仕事以外は現場での作業になります。自宅からの
直行直帰が可能です。
勤務地
〒834-1204 福岡県八女市黒木町木屋4204-2
勤務時間
8:00-18:00(このうち8時間程度)
休日休暇
日曜
隔週で週休2日制
応募資格
社会人経験のある方を優先します
求める人物像
・誠実な人
・やりがいとお金を同時に見れる人
募集期間
2021/1/5〜2021/2/4
採用予定人数
2名程
選考プロセス
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