減農薬みかんをつくりながら
地域に暮らす

今回の紹介するのは、求人募集ではありません。

田舎に移住してみかん栽培をやってみたいという方向けの情報です。
減農薬のみかんをつくって、自分で販売したい・販売できる人におすすめです。

八女市立花町。

福岡市から車で1時間ほどの場所にあり、福岡県の南部に位置する。様々な農産物が採れる八女市内で、立花町では特にみかん、いちご、キウイなどの果物やタケノコなどの特産がある。この町の道の駅たちばなは、日本一になった経験があるくらい食材の宝庫。立花町のみかんは地域で馴染みのある人も多く、立花町に入ると山の中に広がるみかん畑をよく目にする。

 

はじめにお話しを伺ったのは、減農薬でみかんを栽培している果宝園の原 高広さん。
減農薬みかん栽培を教えてくれる方。

地域に移住者を増やしたいと今回のしごと情報について発案されました。

みかんの栽培は慣行栽培が主流ですが、原さんは果宝園は減農薬でのみかんの栽培をを20年前から続けています。

元々は通常と変わらないやり方でみかんを育てていたという原さん。減農薬栽培を始めたきっかけは『違和感』からだった。

「最初は、農薬のため払うお金への違和感だったんです。通常のみかんであれば、農薬カウントが21カウント程。これは、約21回の農薬を使用するということなんです。その分、農薬にお金もそれを散布する労力も沢山要するんですよね。でも、そうやって作ったみかんも形や色味などで安く買い叩かれる時がある。こんなに悔しいことはないですよね。」

農薬はたくさん買うのに、みかんの値段は自分で決めることができない。

農業をしている人には常識的なことかもしれないが、原さんは腑に落ちなかった。

「自分の理想のみかんは、市場価格に左右されないみかんだと思ったんです。そして、価格に左右されないためには、減農薬という付加価値をつけて、お客様から評価をされることが必要だと分かった。」

そして、原さんは減農薬栽培を始めることを決意。
ただ、そんなに簡単な道ではなかった。

「地域にもよると思うんですが、みかんは農協に全納するか、そうでなければ売り先を自分で1から見つけて販売するかの選択に迫られるんです。」

減農薬をするということは、形や色など規定に合わないみかんが多くできてしまうため、今まで通り卸すことは出来なくなり自分で売り先を見つけなければならないということになる。

そこでも原さんは諦めなかった。

「減農薬で美味しいみかんならば需要があるはず!との思いで試行錯誤を繰り返しました。どうやったら、農薬を減らせるのか。人から聞いたり、本から学んだりといろんなことから学びました。」

「そして農薬の代わりに食べ物からできたエキスを使うなど、自分で納得のいく減農薬のやり方をみつけたんです。食べ物からできたエキスは、自分の口に入れても平気なんですよ。知識と工夫で減農薬ができることが分かったことは嬉しかったですね。農薬カウントも6カウントまで落とすことがきました。そして、特定栽培農作物というものにも認定されて、お客さんも徐々にファンになってくれる人が出てきたんです。」

差別化ができるようになって、お客さんも認知してくれてファンが増えていったという。

それだけではない。農薬を減らすということは、今まで農薬を散布していた作業時間も短くできた。

「農薬を減らすということは、農薬を散布する作業時間も減ることになるんです。だいたい7割ほど作業時間が減ったんじゃないかと思いますね。なので、できた時間を営業に使いました。バイヤーと商談したり、卸業者と話したり。今ではそこのつながりもできたんです。」

現在、果宝園のみかんは大手スーパーで取り扱われるほどになった。そして、成果が出始めたこのみかん作りのやり方を多くの人に伝えたいという想いが生まれた。

「減農薬のみかんの需要は、まだあると思います。実際に取引先からは、量があるならまだ仕入れたいという声まであるんですよ。現在は、熊本の農家にも減農薬の栽培方法を教えています。私自身が農業できるのはあと10年くらいだと思います。一緒に減農薬のみかんを作りたい思う方には、栽培方法も伝えていきますし、一緒に出荷していいと思っています。」

今まで培った栽培方法を教えてもらえるだけでなく、販売先がある上で農作物を作れるということは、新規就農する上で非常に有り難いことだと思う。

「今からの農業は、知恵などを出して自分で販売していく時代だと思うんです。私たちと一緒にスーパーに出荷したり、自分たちでネットで販売するなど販売チャネルをいくつも持てる人がこれからの農業に合っているような気がします。」

みかん作りに正直な原さん。栽培方法も心も全てオープンにしてくれそうな人だ。

 

 

次に紹介するのは、みかん畑。

紹介してくれるのは、立花町で農業をされながら『大道谷の里』という民宿を営んでいるご夫婦。


(中島加代さん、中島健介さん)

 

パワフルで元気のあるご夫婦であるが、包容力が抜群のお二人。健介さんは、道の駅たちばなの元社長。二人とも地域を元気にしたいという想いから様々な活動をしている。

「使われなくなったみかん畑があるんですよ。私たちが管理を頼まれて約10年経ちますが、ここでみかんを育てたいという人がいたら嬉しいですね。」

みかん畑の広さは約3反。300坪に相当する。果宝園の原さんに聞いたところ、収穫量にもよるが、年間での出荷額は100万円ほどではないかとのこと。

この仕事だけでは生活はできないが、収入の一部としては考えるのが良さそうだ。だからこそ、作業が少ない減農薬がよさそう。

紹介するみかん畑(山の上から下までみかん畑が続く)

みかん畑には、みかんを貯蔵する為に必要な倉庫も3つある。

農業は、一から自分で初めようとすると初期投資がとても大きくて始めにくいところがあるが、今ある畑などを活用していけるなら初年度から出荷もできて有り難い。

この地域では、最近移住して農業する若者や、Uターンで農業を始める若者が多くなってきたという。

「ここらへんの地域だけでも私が知っているだけで5人くらいいますよ。うちに集まって食事などして、いろんな情報交換したりと楽しそうにしてます。私もその子たちといろんなことに挑戦しているから、忙しいです。歳とる暇がないですね。」

 


嬉しそうに話す加代さん。

「今の若い人たちは、農業の仕方も変わってきている。暮らしの豊かさや楽しみながらしている人が多いですね。農家暮らし、田舎暮らしを満喫する形になってきたなーと感じてます。」

「誰かきてくれるなら、また地域が明るくなるから嬉しいですねー」

と、にっこり笑う加代さんが印象的で素敵。この地域だけでなく、顔が広いご夫婦なので色々と助けてくれそう。

後日、果宝園さんの減農薬のみかんを食べさせてもらいました。

出荷したものは返品が一切なく売り切れると聞いていたみかん。その魅力は、減農薬という部分だけじゃなく、ちゃんと美味しいからだと実感する。

甘いが、甘さだけじゃない。酸味のバランスがほど良いから、たくさん食べても飽きない味わいなんだと思いました。

どこかの地域に移住するということは、様々な心配ことがあると思います。収入源はどうするのか、地域の人との関わりは大丈夫なのか。

今回のこの募集は、みかん作りという基盤になる収入源と地域との関わりがすぐに作れるということがいいところだと感じます。

みかん作り以外に、今の仕事を続けてもいいし、その他の農業を始めるのでもいい。選択肢が広く持つことができる。

減農薬みかん作りをしながら、農業をしたい、田舎暮らしをしたい、移住してみたいという仲間をお待ちしております。

 

野村の実家には、いつも新鮮なフルーツがあった。祖父母がぶどうを育てていたこともあって、濃厚ぶどうジュースを振る舞ってもらっていたことを思い出す。
東京にいる野村は、あまりフルーツを食べていないだろうなぁ

 

住居について

今回は、果宝園さんが住居まで紹介してくれます。まだ空き家になったばかりの家です。
詳しくは、応募後になります。他の賃貸住宅などでももちろん大丈夫です。

 

減農薬みかん農家

職種
みかん農家

雇用形態
雇用なし。
個人事業主(農家)として働きたいと思う方。
普段違う仕事をしていて、兼業農家でもOKです。

みかん畑

みかん畑の場所
大道谷の里近く
(〒834-0084 福岡県八女市立花町白木4578付近)

みかん畑の賃貸価格
要相談

果宝園の場所
834-0084 福岡県八女市立花町白木1777-1

応募資格
みかん作りに興味のある方。

求める人物像
・減農薬みかんを作りたいという方
・農家をしたいという方
・田舎暮らしをしたい方

初年度推定出荷額
おおよそ100万円(あくまで推定です。採れる量次第になると思います。)

その他
季節の農業・林業仕事など合わせてできる仕事もお伝えできます。

募集期間
2021/5/7〜2021/6/6

選考プロセス
下記「応募はこちら」から応募してください。
果宝園さんより次の選考についてご案内いたします。

面談

果宝園 Website
大道谷の里 Website

 

応募はこちら

 

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